Pilates Exercises

ラティス とは?
1920年代にニューヨークで、ダンサーやパフォーマーの体のメンテナンスに威力を発揮するエクササイズとして注目されたのがピラティスです。
もともとピラティス・エクササイズは、ジョセフ・ピラティスという人が自分の虚弱な体質を克服するために考え出したエクササイズから始まっています。ジョセフ・ピラティスは、1880年にドイツのデュッセルドルフ近郊に生まれました。ピラティスは、第一次世界大戦中にはイギリスのマン島で看護士として働き、その際、負傷兵が寝たままでリハビリをできるように、ベッドにスプリングをとりつけたり、と工夫して、彼独自のエクササイズを発展させました。
その後、ピラティスは1920年代にニューヨークへ移りピラティス・エクササイズを行うスタジオを開き、そのエクササイズが注目を浴びる訳です。

イギリスでは、1960年代後半にピラティスの一番弟子から学んだイギリス人アラン・ハードマンがイギリス初のピラティス・スタジオをロンドンに開き、ダンサーやパフォーマーだけでなく、医師や理学療法士からも高い評価を受けています。


ラティス・エクササイズの原則

Breathing 呼吸: 鼻から吸って口からはきます。エクササイズに合わせて、呼吸を行います。原則として、エクササイズをする前に息を吸い、はくときにエクササイズを行います。

Concentration 集中すること: エクササイズを行うときに、自分がどこをどのように動かしているか気づき、意識することが重要です。エクササイズのインストラクションをしっかりときき、自分の身体の細部と全体、自分の行っている動作にも意識をしっかり持ちましょう。

Centring 身体の芯: 身体の中心にあたる腹部、さらにその深部を強くしなやかにすることにより、身体の芯を強くし、日常生活を含めさまざまな動作を行うときのベースを作り、腰椎を支えます。

Control コントロール/Flowing Movement 流れるような動き: エクササイズを行う際に、エクササイズの動きをなめらかなものにコントロールすることは、安全に身体を強くしていく上で、重要ですし、まさに、このなめらかな動きをコントロールしながら行える筋肉をピラティス・エクササイズでは目指しているのです。

Precision 正確さ: なるべく正確にエクササイズを行うようにしましょう。そうすることによって、エクササイズの効果がより発揮されます。


B ody Design 独自の呼吸法とともに、身体のコア(芯)に近い筋肉を中心に、なめらかでコントロールされた動きにより強化・ストレッチすることで、しなやかな筋肉でバランスのとれた身体作りを目指します。バランスのとれた身体とは、身体全体が効率よく身体の各部分により支えられ、腰や肩などの特定部分に負担がかかりすぎない身体です。普段、必要以上に使ってしまっている、大きく強い筋肉をストレッチし、あまり使われてこなかった小さく弱い筋肉を強化することによって、身体全体のバランスをとりながら、強くしなやかな身体を目指します。

R elaxation 自分が今、身体のどの部分を動かしエクササイズしているのかを意識することは、正しくエクササイズを行う上で大切なことです。独自の呼吸法を行うことで、血液の循環もよくなり、また、ゆったりとしたスムーズな動きを行いながら、自らの身体に対する意識を高めることにより、リラグゼーション効果も期待されています。

F or your own needs エクササイズのプログラムは、個人個人の身体の状態に応じて組んでいきます。エクササイズの運動負荷は弱いものも強いものもありますので、最近あまり運動していないわ、という方から、運動はしているけれどここを強くしたい、という方まで、身体の芯から強く、しなやかな身体を目指して、さまざまなご要望に対応致します。
 たとえば、バレエやダンスの世界では、長期間にわたって、体に大きな負担を強いることにより、必然的に怪我は起こりやすくなり、それを避け、ダンサー生命を出来るだけ長く保つためにも、いかに身体を効率よく動かせばよいか、そのためにはどの部分の筋肉をどのように使うようにしたらよいかを習得することが重要です。身体をセンターから正しく、効率的に動かす技術を体得していくことを目指します。
 また、怪我の後の身体能力の回復を目指す場合などには、身体のセンターを少しずつ強くしつつ、怪我をした部分やその周辺の筋肉群に焦点をあて、さらに、身体全体のバランスも考えながら、エクササイズのプログラムを組んでいきます。運動強度も最初は無理なく始められるところから、徐々に強くしていくといった方法をとっていきます。


P rofiles

ピラティス・インストラクター

アラン・ハードマン・ピラティス(London)にて、ピラティス教師コースを修了2003-2004年)、ピラティス教師の免許を取得。

2004年以降、英国ロンドンのピラティス・スタジオLtd.(Great Portland Street)、2005年秋にはピラティス・セントラル(Islington)でマシンを使ったピラティス・エクササイズを教える。また、ロンドン・アカデミー・オブ・パーソナル・トレイニングでパーソナル・トレーナーとして、出産後のケアや腰痛対策のエクササイズを指導。そのほか、ダンサー、幼稚園教員、マッサージ師を対象にピラティスのクラスを担当する。
2005年、CandoCoファンデーション・コース(ロンドン)のダンス・サポート・スペシャリストとして、身体障害や知的障害をもつダンスの学生を対象に、バレエの基礎およびボディ・コンディショニングを教える。

現在、日本でピラティス・インストラクターとして活動するかたわら、高齢者や身体の障害がある人たちを対象とし、ピラティスを中心とした エクササイズで健康増進プログラムを企画中。

現在、こちらでもクラスおよびセッションを担当しています。
ミュゼ ド ダンス
A・CORE

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パフォーマンス

9才からクラシックバレエをはじめ、11才より片山志津子モダンダンススタジオにて、モダンバレエ、クラシックバレエ、ジャズダンスなど、様々なダンスを学ぶ。

2001-2002年、英国のラバン・センター・ロンドンにてコミュニティ・ダンスのプロフェッショナル・ディプロマ・コースを修了、コミュニティ・ダンス・プロフェッショナル・ディプロマを取得。ロンドン滞在中の2001年から2005年、友人とともにbutohにinspireされた作品の制作、インプロバイゼーション(即興)のパフォーマンスに参加。また、ジョナサン・バロウズの振付のワークショップ、スティーブ・パクストンやK・J・ホルムスのコンタクト・インプロバイゼーションのワークショップ等に参加。帰国後もインプロバイゼーションのパフォーマンスに積極的に参加中。



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